2009年8月11日火曜日

知ってるようで知らない神道、その17

こんにちわ、s.a.iです

早くも連載17回目(間に補足とか入ってるからもっとだけど)
そろそろ終わりが見えてきた。
ってか、台風コース外れたじゃんかw
大雨だと思ってたから引きこもり計画だったのにw

まぁ、いいやw

では本題。
今回は神前結婚式について

元々日本において、結婚式を呼べるものは存在しなかった。よく時代劇で祝言を挙げているシーンは多くあるが、あれは江戸時代に入ってからの風習であり、それ以前の日本において、それらしい事は行われていても、形式として決まった形はなかったと言われています。また祝言に相当する形の大宴会や、披露宴は行われていたとあるので、これを結婚式と位置付ける事もあります。神道における形式としての神前式は1900年(明治33)5月10日に皇室御婚令が発布され、皇太子(後の大正天皇)の御婚儀が初めて宮中賢所大前で行われたことがきっかけと言われています。それを受けて国民の間に同じような神前での結婚式を挙げたいという気運が高まり、東京の神宮奉賛会(現在の東京大神宮)が皇室の婚儀を参考に民間での神前の結婚式を創設し、翌明治34年3月3日に模擬結婚式を開催しています。以降、改良や普及活動を行った結果、今日の「神前結婚式」として行われているものが形式化され定着したというのが歴史です。

具体的な式順としては巫女の先導で新郎新婦、媒酌人、新郎両親、新婦両親、新郎親族、新婦親族の順に入場し、最後に斎主が入場します。典儀と呼ばれる司会進行役(巫女が行う場合もある)が式の始まりを宣言し、斎主の拝礼に合わせ一堂が起立して神前に一礼。その後、斎主が幣を用いて穢れを祓う儀式をします。この時、一堂は起立したまま軽く頭を下げ、祓いを受けます。斎主が神前で二人の結婚をその神社に鎮座する神様と氏神様、そして祖先神に報告する祝詞を奏上し、神様の加護を願います。最後に一堂は起立して頭を下げて加護の儀は終わります。

次に三々九度の杯を交わします。一の杯においては、まず新郎が杯を受け、次に新婦、また新郎の順に杯を空けます。二の杯では、まず新婦、次に新郎、また新婦。三の杯は一の杯に同じ。一二三の三度の杯を三回ずつ受けるので3×3=9ということで三々九度と言われているのです。ただ現在は新郎新婦の時間的な制約があるため以下のような略式を用いる神社も多いのだといいます。まず新郎が一の杯を受け、次に新婦がその杯を飲み干す。二の杯は新婦から新郎の順、三の杯は新郎から新婦の順で、どの杯も必ず三口で飲み干すという形式です。
次に、新郎新婦が神前に進み出て誓いの言葉を読み上げます。新郎が本文を読み、自分の名前の部分は新郎・新婦がそろって読みます。(本文は新郎しか読み上げません)玉串を神前に捧げ「二拝二柏手一拝」の順で拝礼し、席に下がるときはお互いに背を向けないように内回りで体の向きを変えて下がります。これは神に対してなるべく自分のお尻を向けない為の配慮です。
新郎新婦に続いて媒酌人、親族代表が玉串を捧げます。両家が親族となった誓いを交わし、両家の親族、新郎新婦、媒酌人が杯を戴きます。最後に斎主が式を無事終わらせたことを神様に報告し、一拝。合わせて一堂は起立して拝礼します。その後斎主がお祝いの挨拶をし、一堂で拝礼。斎主退場の後、新郎新婦、媒酌人、親族の順に退場。
こうして結婚式は終了し、この後に披露宴に移のです。

現在、某日〇トレ〇ドやゼク〇ィによる調査で、神前結婚式をする家は全体の約18%ほどだといいます。またキリスト教式は64%、その他、人前式は16%となっていて、世の女性の関心が、白無垢よりもウェディングドレスの方にあるというのが現状のようです。
貴方はどちらに興味がありますか…?

2 件のコメント:

  1. 未経験なのに、詳しく書きましたねw

    私は、神前結婚式でした・・・白無垢に綿帽子でw
    元々、和服が好きだったのと、ドレスは案外着る機会が多かった(ピアノを弾くとき)んで、絶対に打ち掛けって決めてたんだもんw
    非日常を味わえるのも、厳かな気分に浸れるのも、案外、良いものだと思いましたがw

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  2. 桜子先輩>
    わはははw
    知識だけはあるのだw
    知識だけはw

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