ガソリン暫定税率について

こんばんは、s.a.iです。

ここ最近、結構真面目な事ばっか書いてます。

ん～、どうしちゃったんだろう、僕はｗｗｗ

さて、今回の話題はコレ

ガソリン１６７円超で課税停止…政府調整

　政府が来年度から導入する新たなガソリン課税の概要が１５日、明らかになった。

　ガソリン価格が数か月間、あらかじめ設定した「発動基準価格」を上回って推移すれば一部課税を停止し、その後、「解除基準価格」を数か月間下回れば停止分を復活させる仕組みだ。週明けに開く政府税制調査会で最終調整し、通常国会に提出する２０１０年度税制改正関連法案に盛り込む。

　政府は来年度から、ガソリン税（１リットル当たり５３・８円）のうち暫定税率（同２５・１円）を廃止し、代わりに暫定税率と同額の「特例税率」を創設して現在と同じ課税水準を維持する。ガソリン価格に応じて停止・復活させるのは、この特例税率の部分となる。

　課税停止の目安となる発動価格は、ガソリン価格が高騰した０８年度上半期の平均価格である１リットル当たり１６７円前後とし、解除価格は現行水準の１２６円前後とする方向で調整している。ただ、民主党内には、国民生活重視の姿勢をアピールするために発動価格をより低い水準にすべきとの意見もある。

　ガソリン価格は総務省が毎月発表している小売物価統計を使い、価格を見極める期間は３か月～半年程度を軸に検討中だ。例えば、ガソリン価格が数か月間、発動価格を上回る１７０円程度で推移すれば、特例税率分の約２５円分がなくなって価格は１４５円程度に下がる。その後、数か月間、解除価格を下回る１２０円で推移した場合、逆に約２５円が上乗せされて価格は約１４５円に上昇することになる。

　来年度から軽油にかける軽油引取税の特例税率（１リットル当たり約１７円）についても、ガソリン税の特例税率に連動して停止・復活させる方針だ。

（読売新聞より抜粋）

さて、どういう事でしょうか？

解りやすく解説してみます。

政府はガソリン税の暫定税率を廃止し、課税率を下げる事でガソリン価格の低下をしますと言っていました。

でも実際にはそうすると税収がなくなる為、暫定分をなくし、その分同率程度の特別税を課して価格を安定化させることにしたと言っているのです。

そこからもう約束破りなんですがね＾＾；

さて、ここからが本題です。

現在、日々ガソリンの価格は変動しているわけですが、この価格があまりに上がりすぎた場合（この場合、167円前後としています）この特別税を徴収しない事にすると言っているのです。

すると、約25円の税金が減り、167円→142円になります。

という税収方法です。

ですが、ガソリン価格が低下してきた場合にはこの特別税を再度課しますよーという事らしいです。

（この場合が約120円と言ってます）

すると、ガソリン価格は120円→145円に跳ね上がります。

せっかく下がった金額がまた上がってしまう。

こんなことでいいんでしょうか？

実際にはどう変わるかグラフを見た方が解りやすいでしょう。

さて黒が上がり続けた場合の金額です。

赤は下がっていく時の金額です。

（線が細くて解りにくくなってごみんね＞＜）

ガソリン価格が上がっていくと順調に価格は上がりますが、167円になった瞬間に価格は下がります。

逆に下がり続けると、120円まで下がった瞬間に税率は復活するので、145円に跳ね上がるという仕組みです。

さて、問題はこの120～167円の間ですね。

上がる時と下がる時で確実に差額は出ます。

上がり続けても166円までしか上がらずに推移したら高額のままになりますし、逆に下がっても120円までさがっちゃったらまた145円まで上がってしまう。

なんだかいいのか悪いのか・・・解らんものになりそうです。

とにかく解りやすく簡潔に。

やっぱり税金はそういう仕組みにして欲しいものですね。

こんなメンドクサイものにせずに、暫定税率（約25円）を半分にするとか、そういう方が庶民には解りやすいのではないでしょうかね？

ま、今後の議論が楽しみではありますね。

では、今日はここまで。